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安心社会から信頼社会へ 日本型システムの行方 (中公新書)

安心社会から信頼社会へ 日本型システムの行方 (中公新書)

山岸俊男

累計読者数19
平均ハイライト数 41.2件/人
推定読了時間 約5時間31分
star総合評価 77/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 44%

この本について

仕事でも人間関係でも、「この人をどこまで信用していいんだろう」と迷う瞬間ってありますよね。自分の感じている不安が、相手そのものへの不信なのか、それとも状況が読めないことへの不安なのか。その境目がよくわからなくて、モヤモヤだけが残ることがあると思います。 この本は、そのモヤモヤを「信頼」と「安心」という二つの視点に分けてくれます。読み進めるうちに、相手の人格を信じられないというより、単に情報が足りなくて安心できないだけ、という場面が実はかなり多いことに気づかされます。日本では“しくみ”の側に安心が組み込まれてきたからこそ、状況が変わると一気に不安が広がりやすい。その構造を丁寧に見せてくれるので、「自分が臆病なんじゃなくて、環境の問題なんだ」と視点が少し変わるんですよね。 特に、透明性があるだけで協力しようとする人が増える、逆に不確実性が高いだけで他者一般を信じられなくなる、といった実験結果は、日頃の職場やプロジェクトでの違和感とつながりやすいと思います。「自分と相手の性格」ではなく「仕組みの設計」で行動が大きく変わる、という感覚が腑に落ちるはずです。 組織にいると他人との距離感に疲れやすい人や、個人で働きながら「なぜあの小さな不安が消えないんだろう」と感じている人に静かに効く一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

リストラ、転職、キレる若者たち―日本はいま「安心社会」の解体に直面し、自分の将来に、また日本の社会と経済に大きな不安を感じている。集団主義的な「安心社会」の解体はわれわれにどのような社会をもたらそうとしているのか。本書は、社会心理学の実験手法と進化ゲーム理論を併用し、新しい環境への適応戦略としての社会性知性の展開と、開かれた信頼社会の構築をめざす、社会科学的文明論であり、斬新な「日本文化論」である。
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