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直観を磨く 深く考える七つの技法 (講談社現代新書)

直観を磨く 深く考える七つの技法 (講談社現代新書)

田坂広志

講談社 / 2020-02-13

累計読者数21
平均ハイライト数 10.1件/人
推定読了時間 約3時間28分
star総合評価 59/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 49%

この本について

仕事で考えが堂々巡りしたり、アイデアを出そうとしても自分の“限界”みたいなものにぶつかるときってありますよね。頑張っているはずなのに視野が狭くなって、気づけば「自分にはこれ以上は無理かも」と勝手に線を引いてしまう。僕もよくそこで詰まっていました。 この本が面白いのは、「直観を磨く」というテーマなのに、特別な才能の話ではなく、思考の姿勢や心の状態をどう整えるかにかなり踏み込んでいるところです。たとえば、まず大量に書き出して頭の中を外に出すこと。そこから、自分の中の“賢明なもう一人の自分”と対話する感覚で考えること。さらに、問題を直線的に追うのではなく、循環構造として捉え直すこと。どれも即効性があるというより、日々の判断の質がじわっと変わっていく技法でした。自己限定を外すって、根性論じゃなくてこういう積み重ねなんだなと感じます。 特に刺さったのは、「問いを抱える」ことを重視している点でした。本を読むときも著者の主張を追うのではなく、自分の問いに対する答えを探す姿勢で読むという話があって、これを実践すると読書そのものの質が変わります。気づけば、日常の風景の見え方も少し違う。年齢とともに見えにくくなる“真珠”を、また拾えるようになる感覚に近いです。 自分の思考の癖をいったん外したい人、行き詰まったときに別の人格で考えるような柔らかさが欲しい人には、かなり静かに効いてくる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

心の奥の「もう一人の自分」と対話する時、 直観と論理が融合した“最高の思考力”が生まれる。 あなたは自分の中に 「天才」がいることに気がついているか? ・・・ 物事を論理的に考え、考え、考え抜いていくとき、 突如、直観が閃くということがしばしば起こる。 逆に、直観的に閃いたことであっても、その現実性を論理的に 検証していくということは不可欠であり、また、組織内で合意を得るためにも、 その直観を論理に落として説明できることも極めて重要な能力である。 筆者は、永年、様々な「思考のプロフェッショナル」を 見てきたが、実は、彼等は、「論理思考」にも「直観思考」にも強く、 その中間にある様々な思考法にも熟達し、 それらを混然一体として縦横に駆使しながら、思考を深めていた。 はたして、どうすれば「深く考える」ことができるのか。 いかにして直観力を身につければいいのか。 「考えが浅い」「勘が悪い」とは、いったいどういうことなのか。 すべてのビジネスパーソンに捧ぐ、思索の極意。 ・・・・・ 【本書の主な内容】 ■第1部 深く考えるための「七つの思考法」 ・問題の「循環構造」を俯瞰しながら考える ・問題の「矛盾」を解決しようとしないで考える ・橋のデザインを考えるのではなく、橋の渡り方を考える ・専門知識で考えるのではなく、専門知識を横断して考える ・本で読んだ知識ではなく、体験から掴んだ智恵で考える ・自分の中に複数の人格を育て、人格を切り替えながら考える ・心の奥の「賢明なもう一人の自分」と対話しながら考える ■第2部「賢明なもう一人の自分」と対話する「七つの技法」 ・まず、一度、自分の考えを「文章」に書き出してみる ・心の奥の「賢明なもう一人の自分」に「問い」を投げかける ・徹底的に考え抜いた後、一度、その「問い」を忘れる ・意図的に「賢明なもう一人の自分」を追い詰める ・ときに「賢明なもう一人の自分」と禅問答をする ・一つの「格言」を、一冊の「本」のように読む ・思索的なエッセイを「視点の転換」に注目して読む ■第3部「賢明なもう一人の自分」が現れる「七つの身体的技法」 ・呼吸と整え、深い呼吸を行う ・音楽の不思議な力を活用する ・群衆の中の孤独に身を置く ・自然の浄化力の中に身を浸す ・思索のためだけに散策をする ・瞑想が自然に起こるのを待つ ・全てを託するという心境で祈る
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