
シリアル・イノベーター ─ 「非シリコンバレー型」イノベーションの流儀
アビー グリフィン, レイモンド L プライス, ブルース A ボジャック, 東方 雅美, 市川 文子[監訳], and 田村 大[監訳]
この本について
仕事で新しい企画を任されたとき、「技術はあるのに、何を解決すべきかがつかめない」「マーケも開発も言っていることがバラバラで、前に進んでいる感じがしない」というモヤモヤって、けっこう共通だと思っています。自分もずっとここで悩んでいました。 この本が面白いのは、イノベーションを“ひらめき”ではなく、迷いながらも前に進むための具体的な動きとして描いているところです。誰も責任を持たない初期段階で、顧客のニーズを自分で取りに行く姿勢。専門外の分野でも高校レベルの本から拾い直して理解を積み上げ、社内外の専門家と渡り合えるレベルまで掘るやり方。そして、顧客との対話でトレードオフをあえて突きつけ、何を優先すべきかを見極めていく地道なプロセス。どれも派手ではないのに、確かに効く部分ばかりでした。 結局のところ、イノベーションって「誰かがやってくれるもの」ではなく、曖昧な領域を自分で引き受ける人が動かすんだな、と腹に落ちる一冊です。技術と事業化の間で迷っている人、あるいは自分の役割がどこにあるのか定まらない人には、静かに刺さると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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