
ひらめきとイノベーションの授業
慎 泰俊
ダイヤモンド社 / 2013-03-22
この本について
最近、仕事で新しい提案を求められたり、何か変えたい気持ちはあるのに形にならなくて、ただモヤモヤだけが増えていくことがありませんか。頑張って考えているはずなのに、肝心なところで「何が問題なのか」がそもそも分からなくなる、あの感じです。僕自身も同じで、机に向かい続ければ何か湧いてくるはずだと信じて空回りするタイプでした。 『ひらめきとイノベーションの授業』は、その行き詰まり方にすごく現実的に寄り添ってくれます。ひらめきが「ヒマな時間」に訪れるという話も、単なる感覚論ではなく、その前にどれだけ意識的に考えたかが土台になるという説明が妙に腑に落ちました。また、新しいものをつくる裏側が実は地味な作業の積み重ねだという視点は、派手さを期待して自分にガッカリしていた僕にはかなり救いでした。著者自身が施設に住み込むなど、思いつく限りの方法をやり切った上で迷い続けていた話も、「悩むことそのものがプロセスなんだ」と思わせてくれます。 大きな発明を目指す必要はなくて、自分が直面している課題の背丈に合った“創造”でいい。そう言われて、やっと肩の力が抜けました。変化の激しい時代に、何を手がかりに前へ進めばいいのか迷っている人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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