
外資系金融のExcel作成術―表の見せ方&財務モデルの組み方
慎 泰俊
この本について
Excelで資料を作るたびに、「なんとなく形はできたけど、どこか読みにくい」「あとで自分で見返すと、どこが数式でどこが値なのか分からない」といったモヤモヤが残ることってありませんか。仕事が忙しいと、とりあえず仕上げることを優先してしまいがちですが、後から自分の首をしめるのもこういう“見え方の荒れ”なんですよね。僕も何度も痛い目を見ました。 この本は、そういう混沌とした状態を一つずつ整えてくれます。派手なテクニックではなく、「項目は1列にまとめる」「色は役割ごとに揃える」「論理は上から下に流す」といった、ごく当たり前だけど抜け落ちやすい設計の考え方が丁寧に書かれています。抜粋にもあるように、リンクを緑字に統一するとか、行列の幅を揃えるといった小さな工夫だけで、モデル全体の“読みやすさ”が驚くほど変わります。また、財務モデルの話も、PL・BS・CFがどうつながるかまで含めて解説されていて、感度分析やシナリオ分析が急に実務レベルで理解できるようになるのがありがたいところです。 僕自身、仕事で複数シートにまたがるモデルを作ることが多いのですが、ページ移動のショートカットや、絶対参照の使い方など、日々の作業を静かに効率化してくれる知恵が多く、読むたびに「あ、これやってなかったな」と姿勢を正されます。Excelを“見た目だけ整える道具”ではなく、“考え方をそのまま形にする道具”として扱えるようになる本だと思います。 特に、表作りに時間がかかるわりに納得感がない人、財務モデルに苦手意識がある人には刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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