
イノベーションは日々の仕事のなかに ― 価値ある変化のしかけ方
パディ・ミラー, トーマス・ウェデル=ウェデルスボルグ, and 平林祥
英治出版 / 2014-09-20
この本について
仕事の中で「イノベーションを起こせ」と言われても、そもそも何から手をつければいいのか分からないまま、日々の業務に流されてしまうことってありますよね。自分が何かすごいアイデアを生むべきなのか、それとも部下に考えてもらうべきなのか、そのあたりも曖昧なままモヤモヤが残る。僕もずっと同じ悩みを抱えていました。 この本が効いてくるのは、イノベーションを「特別な才能」ではなく「環境づくりの結果」として捉え直せるところです。部下に自由を与えるだけではなく、むしろフォーカスさせることが大事だという指摘は、日々のマネジメントにそのまま持ち込めます。また、アイデアはゼロから発明するものではなく、既存の知識の組み合わせでいいという視点は、プレッシャーを減らしつつ動き出すきっかけになります。そして、行動の鍵は個人より環境にあるという考え方が、職場の仕組みづくりを見直す後押しをしてくれます。 「部下にもっと動いてほしいけど、何を整えればいいか分からない」という人には特に刺さると思います。自分が先頭に立って奇跡を起こすのではなく、小さな試行を当たり前にする空気をつくる。その現実的なやり方を示してくれる本でした。
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