
お笑い芸人に学ぶ ウケる!トーク術 昨日起こった出来事を面白く話す方法
田中 イデア
リットーミュージック / 200911
この本について
人前で話すとき、「自分の話ってつまらないんじゃないか…」と妙に力んでしまうことってありませんか。僕も雑談の場で急に順番が回ってくると、頭が真っ白になったり、無意識にハードルを上げたりして、「あれ、何を話したかったんだっけ」となるタイプです。聞き手はそこまで期待していないのに、自分だけ勝手に追い込んでしまうんですよね。 この本は、そんな“気負い”をほぐしてくれる一冊でした。芸人さんの技術と聞くと構えてしまいそうですが、書かれているのはもっと日常寄りで、たとえば「見たままをそのまま話さなくていい」「失敗談のほうが喜ばれる」「多少の脚色は調味料」みたいな、肩の力が抜ける視点ばかり。特に、登場人物の口調を少し変えてみたり、状況を“裏切る”フリとオチの考え方は、普段の会話でもすぐ試せました。完璧に面白くしようとするんじゃなくて、聞き手がイメージしやすい形に整えてあげるだけでいいんだな、と。 もうひとつ助かったのは、「話せない理由が自分の気持ちにあるのか、内容にあるのか」を丁寧に分けてくれるところです。緊張したら正直に言ってしまう、抽象的な部分は補足してあげる、オチが読まれそうなら情報を出す順番を変える。どれも劇的な魔法じゃないけれど、実際やってみると手触りがしっかりある工夫でした。 雑談で空回りしやすい人、失敗談を上手く料理できない人、話がウソっぽく聞こえてしまうのが怖い人には特に刺さると思います。僕と同じく「話すのって難しいな…」と感じている人ほど、気が楽になる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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