
スタートアップ芸人 ―― お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話
森 武司
ダイヤモンド社 / 202312
累計読者数16
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この本について
起業に興味はあるのに、気づけば「準備しているだけ」で何年も経っているとか、やりたいことはあるのに一歩目の精度ばかり気にして動けないまま…そんな相談をよくもらいます。自分も同じタイプだったので、その感じ、すごくわかります。 この本が面白いのは、「とりあえず始める」ことを精神論ではなく、かなり具体的な現場感で語っているところです。やってみたい事業はすぐ立ち上げて、1年赤字なら撤退する。ライバル商品のレビューを何千件も読み込んで、不満点を一つずつつぶす。集客数・成約率・客単価の3つだけを見ればいい。聞くと当たり前っぽいのに、実際にやるとなると勇気がいる部分を、著者がどう手を動かしていたのかがよくわかります。 もう一つ、この本の特徴は「仲間」の扱いがとても現実的なこと。友達と起業するのは危ないと言われがちですが、著者はむしろ仲間とやったからこそスピードが出たと振り返っています。ただ盲信するわけではなく、任せると決めたら負けを認めて託す姿勢や、採用の場で腹を割って伝えることの意味など、人と仕事をする上での微妙な距離感が丁寧に描かれています。 動きたいのに動けない人、数字を見ると固まってしまう人、ひとりで全部抱え込んでしまう人には、特に刺さると思います。準備を完璧にしないと前に進めない自分に、少しだけ風を通してくれる本でした。
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