
グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ
グロービス経営大学院
ダイヤモンド社 / 2015-04-02
この本について
仕事で新しいことをやりたい気持ちはあるのに、現場は日々のタスクでいっぱいで、どこから手をつければいいのか分からないまま時間だけが過ぎていく。技術だのイノベーションだのと聞くと身構えるけれど、実際のところ「自分の会社にどう落とせばいいのか」が一番の悩みなんじゃないかと思います。僕もずっと同じ壁にぶつかっていて、偶然この本を読んだときに、ようやく霧が少し晴れた感覚がありました。 この本が良かったのは、技術や組織論を大げさに語らず、「現実の会社ではこういうことが起きて、なぜうまく回らなくなるのか」という視点がはっきりしているところです。例えば、技術は結局“課題解決の手段”にすぎないという割り切りは、アイデアを事業に落とし込めずに悩んでいた自分にはかなり効きました。また、変革が進まない背景には人間のごく普通の心理(失いたくない、変わりたくない)があると説明されていて、職場のモヤモヤを個人の問題として背負わずに済むようになりました。さらに、外部の技術やネットワークを取り込む発想や、事業構造の選択と集中といった現実的な判断軸が整理されているので、マネジメントに関わる人だけでなく、現場で意思決定に関わる立場の人にも腹落ちする内容だと思います。 組織の中で「このままでいいのかな」と感じながらも、一歩を踏み出せずにいる人には特に刺さるはずです。自分の仕事の見え方が少し変わり、無理なく次の行動につながる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
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