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技術経営の考え方~MOTと開発ベンチャーの現場から~ (光文社新書)

技術経営の考え方~MOTと開発ベンチャーの現場から~ (光文社新書)

出川 通

累計読者数4
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推定読了時間 約4時間20分
star総合評価 75/100
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この本について

新規事業に関わっていると、「研究は進んでいるのに事業化の絵が見えない」「技術サイドと経営サイドの話がずっと噛み合わない」「プロジェクトを任されたけれど、どこまで自分が責任をもつべきなのか曖昧」というモヤモヤがつきまといます。自分もその沼に何度も落ちてきました。 この本は、その曖昧さをごまかさず、現場の実態として言語化してくれるところが強みだと感じました。例えば、研究と開発のあいだにある「魔の川」を越えないまま走りだすと、どれだけ頑張っても「死の谷」でつまずく構造になる話。あるいは、技術者が主体で判断すべき領域と、経営が主導すべき領域をきちんと切り分ける重要性。さらに、プロジェクトマネジャーが「全責任を自分で負う前提」で動かないと、社内調整に追われて肝心の事業化が進まないという、耳が痛いけれど現実的な指摘。どれも、読者が保存していた部分と重なっていて、使える視点でした。 特に、社内向けの作業に没頭するほど「鍛えられた気」にはなるけれど、本来の目的は成功させることであって、鍛錬ではないというくだりは、自分も思い当たる節がありました。技術と経営のあいだで迷っている人ほど刺さるはずです。 技術寄りの人でも、経営寄りの人でも、「新規事業を前に進めるときのリアルな地図が欲しい」というタイミングで読むと、景色の見え方が変わる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

本書は、技術を研究・開発段階からマネージして事業・産業化に移行させる方法論としてのMOT(技術経営)の概念をまとめたもの。特に、筆者が実際に共同開発を行った日米の開発ベンチャー企業やコーポレートベンチャー(企業内起業)体制の経験に基づく話が中心である。MOTの概念をわかりやすくするために、本書では、技術の成果を商品化していく過程を「研究」「開発」「事業化」「産業化」の四つのステージに分類。そして、それぞれのステージにおいて、関連する因子や、そこで対処すべきことについて、筆者が技術者として実際に現場に携わったなかで気づいた点を述べている。
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