
シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング)
安宅和人
ニューズピックス / 2020-02-18
この本について
最近、仕事の勉強をしていても「そもそも自分は何を伸ばすべきなんだろう」とか、「目の前の業務に合わせるだけで、本当に未来に必要な力がつくのか…」みたいな不安がじわっと出てきませんか。僕も同じで、特にテクノロジーやデータの話になると、どこから手をつければいいのか見失いがちでした。 『シン・ニホン』を読んで助かったのは、未来に必要と言われるスキルを“抽象的なスローガン”ではなく、人間の行動や学び方の話に落とし込んでくれているところです。例えば、専門領域を細かく深掘りするだけではなく、学部や部門の枠をゆるめて複数の領域をつないでいく力が大事だ、という指摘。これはキャリアの悩みにもそのまま響きました。また、知性はアウトプットの華やかな部分ではなく、もっと前段の「感じ取る力」にあるという視点も、情報過多の今こそ必要だと思えます。 さらに、10〜15年に一度スキルを刷新する時間を持つほうが健全だという話は、焦りよりも長期的な構えを与えてくれます。競争を避け、世界全体の文脈で価値を更新していく姿勢も、閉じた環境で働いていると忘れがちな視点でした。 一言でいえば、変化の中で「自分の軸をどう育て直すか」に悩んでいる人に刺さる本です。抽象的な希望論に逃げず、人間がどう学び、どう価値をつくるのかを静かに示してくれます。僕と同じようにモヤモヤしている人には、いま読んでちょうどいい一冊だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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