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マンガで食えない人の壁

マンガで食えない人の壁

NPO法人NEWVERY内 トキワ荘プロジェクト and 園田ゆり

累計読者数7
平均ハイライト数 38.6件/人
推定読了時間 約4時間4分
star総合評価 59/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

漫画を描いている人って、「技術を磨けば近づけるはずなのに、なぜか前に進んでいる感じがしない」という停滞にぶつかることが多いと思います。作業はしているのに芯がつかめない、企画が散らかる、持ち込みの勇気が出ない。僕も創作系の本を読むたびに、このモヤモヤと同じ場所で立ち止まっていて、どう扱えばいいのかずっと悩んでいました。 『マンガで食えない人の壁』は、その停滞を「根性論」でも「センス論」でもなく、もう少し地に足ついた視点でほどいてくれる本でした。たとえば、絵の上手さよりもまず「主人公は何をしたいのか」を掴む話や、自分の経験や癖を恐れず表に出すことが作品の芯になるという指摘。あるいは、ダメなネームでも月1で持ち込むという“編集者の感情が動くポイント”の話。どれも精神論ではなく、読んだその日から手の動かし方や構成の見方が変わる内容でした。 特に刺さったのは、漫画家志望者が意外とやらない「自分の作品を俯瞰する」視点。要素を詰め込みすぎてテーマを見失う、位置関係が分からず読みにくい、主線と副線が整理されていない…こういう“作品の読みづらさ”を、きちんと言語化してくれる本はなかなかありません。自分の趣味や偏りを隠すのではなく、むしろそこを徹底的に伸ばすべきだという話も、救われる人が多いはずです。 創作を続けたいけれど、技術だけでは突破できない壁に当たっている人に向いています。僕自身、この本を読んでから「まず一本、雑でもいいから外に出す」という姿勢に戻れましたし、描きたいものの輪郭が少しだけ取り出しやすくなりました。自分の物語をどう扱うかで悩んでいる人には、かなり手触りのある一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

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