
PLANETS vol.7
宇野 常寛、中川 大地、堀井 雄二、松野 泰己、芝村 裕吏、ZUN、竜騎士07、濱野 智史、松井 玲奈、中沢 新一
この本について
ゲームやネット文化に触れていると、「自分はただ消費しているだけなんじゃないか」とか、「なぜこんなに惹かれるのか理由がうまく言語化できない」みたいなモヤモヤってありませんか。楽しんでいるはずなのに、その背後にある仕組みや時代の空気をうまく掴みきれない感覚が、僕にもずっとありました。 『PLANETS vol.7』は、まさにその“言葉にしづらい引っかかり”を丁寧にほどいてくれる本でした。例えば、ポケモンの対戦や交換の連鎖に生まれる「裂け目」や、TwitterがMMO的に振る舞っているという指摘。あるいは、家庭用ゲームがどの瞬間から“仮想空間に入り込む体験”を成立させたのかといった具体的な場面。その一つひとつが、僕が日常で感じていた違和感をそのまま拾い上げてくれているようでした。単なるゲーム史でも評論でもなく、僕らが生きている現実のほうがむしろ“ゲーム的”に再構築されているんじゃないか、という視点がじわっと効いてきます。 読みながら、「ああ、自分が惹かれてきた作品はこういう文脈にあったのか」とか、「この気持ち、ちゃんと言語化できるんだ」という小さな納得が何度もありました。世界がフラットになっていく感じへの不安とか、SNSの中での振る舞いに時々しんどさを覚える人にも刺さると思います。僕自身、この本のおかげでゲームやネットを眺める目線が少し整ったように感じています。 ゲームをただの「娯楽」として片付けられない人に、とてもおすすめです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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