
スケッチは3分 (光文社新書)
山田 雅夫
この本について
絵を描くのって好きなんだけど、いざ紙に向かうと「なんか変」「違和感がある」というところで止まってしまうことってありませんか。楕円がゆがんだり、線が震えたり、影の入れ方がわからなかったり。自分でも理由が説明できない違和感に負けて、結局スケッチをやめてしまうあの感じ、けっこう根深いなと思っています。 『スケッチは3分』は、その「なんかおかしい」をほどいてくれる本でした。大げさな理論ではなく、観察するときの視点を少し変えるだけで線が安定する、そんな実感に近い話ばかりなんです。たとえば、線と円が描けるようになるだけでスケッチ全体の安定感が変わること。楕円のカーブがほんの少し違うだけで違和感が生まれるから、フリーハンドで円を描けるようにする練習が効くこと。そして影をグラデーションで追わず、「影ができる部分とできない部分の境」に一本線を置くという発想で、急に立体がつかめるようになること。このへんは読んでいて、自分の手元のつまずきと直結していて妙に納得しました。 さらに、著者が推す「写生ではなく特徴を強調する描き方」も気楽でいいんです。雲形定規をなぞる練習にしても、定規に頼らずに線の癖をつかむための方法で、やってみると意外に集中できます。「うまく描く」のではなく「どう描きたいか」を掘り出す感じがして、ちょっとしたスケッチが楽になりました。 自分の線がなんとなく頼りない、でも絵を描く習慣は続けたい…そんな人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




