
鬼哭街 紫電掌 (角川スニーカー文庫)
虚淵 玄(ニトロプラス)、中央東口
累計読者数4
平均ハイライト数 10件/人
推定読了時間 約4時間7分
star総合評価 40/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%
この本について
仕事でも人間関係でも、理屈では分かっているのに踏み切れない場面ってありますよね。気持ちはあるのに身体がついていかない、あるいは「ここを越えたら自分が自分じゃなくなるんじゃないか」という妙な怖さが出てくる。僕もよくそこで足が止まります。 『鬼哭街 紫電掌』を読むと、その“境界”にいる自分を少しだけ客観視できました。読者の方が保存していたのは、禁忌を越える瞬間や、人が人であることを辞めていく描写、そして武術の域を超えた“意”の話。どれも極端に見えるけれど、日常に落とすと「自分はどこまで踏み込む覚悟があるのか」という問いに変わります。迷いをごまかさず向き合う感覚が、物語の濃密さと一緒に迫ってくるんですよね。 もうひとつ印象的なのは、無機質な機械や戦場の空気が徹底して描かれる中で、主人公たちの選択だけが妙に生々しいこと。環境がどうであれ、人は最終的に“意図”で動くんだと静かに突きつけられます。だから読後は、たとえば仕事で難しい決断をするときに、余計な装飾を外して「自分は本当は何を選ぶのか」を考えやすくなる。 極端な世界を通して、自分の輪郭を確かめたい人に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
間違った未来、誰かが選択を誤った世界。犯罪結社・青雲幇が牛耳る上海に、ひとりの男が現れた。彼の名は孔濤羅。幇会の裏切りによって死線をさまよった彼が戻った街では裏切り者たちが権力を掌握し、さらに最愛の妹までもが辱められ殺されていた。怒りに身も心も焼き尽くされた濤羅の手には復讐の剣。仇は五人。凶悪無比のサイボーグ武芸者たちを狙い、孤高の剣鬼は夜闇を駆け抜ける!虚淵玄が放つサイバーパンク武侠片、登場。
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