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合本 燃えよ剣(上)~(下)【文春e-Books】

合本 燃えよ剣(上)~(下)【文春e-Books】

司馬遼太郎

新潮社 / 2023-08-08

累計読者数4
平均ハイライト数 250件/人
推定読了時間 約4時間1分
star総合評価 65/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 14%

この本について

仕事でも人間関係でも、「筋を通すって結局どういうことなんだろう」と迷う瞬間があります。強く出ればいいわけじゃないし、ただ流されても形だけになる。その中で判断がぶれる自分に、どこかモヤッとする。そんなときに『燃えよ剣』を読み返すと、登場人物の息づかいから、自分の姿勢をもう一度見直すきっかけをもらえました。 読者が抜き出している言葉を眺めると、勇ましい名場面よりも、「筋目」「習性」「心術」「狡猾」「容易ならぬ」など、人の内面の揺れや、覚悟の裏側にあるリアルに反応している気がします。土方歳三の厳しさも、天性の才より“自分をどう律したか”の積み重ねとして描かれていて、そこが妙に現実的です。たとえば、富士山の重みにたとえてまで隊の規律にこだわる場面も、単なる豪胆さではなく、混乱の時代に皆を生かすための苦い判断として伝わってきます。 この物語が効くのは、歴史の英雄譚だからではなく、「徹頭徹尾」自分の基準を磨こうとする人の姿が、今の私たちの悩みと地続きだからだと思います。誰かを圧倒するためではなく、曖昧な状況でも逃げずに立ち位置を決めたいとき、しっかりした重みを返してくれる一冊です。こんな人に刺さるのは、勢いよりも“判断の精度”を上げたいと思っている人だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

将軍警護の為に組織された「浪士組」。しかし、発起人の清河八郎は京都に着くや否や尊王攘夷の為に動くことを宣言する。将軍への背信に憤慨した芹沢鴨は、土方たち試衛館一門と共に浪士組から袂を分かつことになる。最強の剣客集団を目指す土方歳三の、組織の実権を掌握する為の戦いが始まる。
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