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「失われた20年の勝ち組企業」100社の成功法則 「X(エックス)」経営の時代

「失われた20年の勝ち組企業」100社の成功法則 「X(エックス)」経営の時代

名和高司

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star総合評価 64/100
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この本について

仕事で「お客さんの要望は聞いているつもりなのに、成果につながらない」とか、「単発の案件対応ばかりで、事業として広がらない」といった悩み、けっこう耳にします。僕自身も、目の前の声に振り回されて全体像を見失うことがあって、モヤモヤしたまま動いてしまうことが多いです。 この本を読んで印象的だったのは、まず“n=1の要求”にどう距離を取るかの視点でした。単なる御用聞きではなく、共通する困りごとを束として捉え直す発想は、現場で迷ったときの手がかりになります。さらに、キーエンスのセンサー開発の話に出てくる「見えないものを見えるようにする」という考え方は、意思決定の混沌を減らすためのヒントにも近い感覚がありました。また、変化が当たり前の時代に、過去の成功を守りにいかず、自己否定も辞さない姿勢を仕組みにまで落とし込んでいる企業の話は、自分の仕事のやり方を再点検するきっかけになります。 特に、目の前の案件に引っ張られがちで「本当に価値があるのはどこなのか」を考える余裕がなくなっている人にはしっくり来ると思います。事業づくりに携わっている人はもちろん、日々の改善に追われている現場寄りの人にも、視点を少しだけズラす助けになる一冊でした。

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