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純粋理性批判 7 (光文社古典新訳文庫)

純粋理性批判 7 (光文社古典新訳文庫)

カント and 中山 元

累計読者数3
平均ハイライト数 11.7件/人
star総合評価 57/100
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この本について

仕事でも生活でも、「これは正しいはずだ」と思って進めたのに、あとからただの思い込みだったと気づいて落ち込むことがあります。自分では筋が通っているつもりでも、根拠の薄い仮説に寄りかかってしまう瞬間ってありますよね。僕自身そこを何度も踏み外してきたので、読んでいて刺さったのが『純粋理性批判 7』のこのあたりでした。 カントは、主観的には納得していても客観的には根拠が足りていない判断を「思い込み」と呼び、そこからどう距離を取るかを淡々と整理していきます。特に、仮説には“発見のための使い道”と“論争のための使い道”があると切り分ける話が、日々の思考のクセを見るようでドキッとします。理解できないものを、もっと理解できない概念でごまかしてしまう癖にも気づかされます。また、自由や神の存在のように、理性だけでは決着のつかない領域があると知ると、「答えが出ないことをどう扱うか」という姿勢そのものが問い直されます。 論理の迷路で足が止まる人、あるいは自分の判断の“確かさ”に揺らぎを感じている人に向いている一冊だと思います。僕にとっては、結論を急ぎすぎていた視点をいったんリセットしてくれる本でした。

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