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イリヤの空、UFOの夏 その3 (電撃文庫)

イリヤの空、UFOの夏 その3 (電撃文庫)

秋山 瑞人 and 駒都 えーじ

KADOKAWA / 2002-09-10

累計読者数6
平均ハイライト数 2.8件/人
推定読了時間 約4時間7分
star総合評価 52/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 87%

この本について

仕事でも日常でも、気づいたら「引き返せるかどうか」ばかりを考えてしまう時ってありますよね。失敗したくない気持ちが先に立って、結局どこにも踏み出せないまま一日が終わる。頭では分かっていても、体が動かないあの感じ、ぼくもよくハマります。 『イリヤの空、UFOの夏 その3』の抜粋を見ていると、そういう迷いとはまったく別の場所で、人が一線を越える瞬間の質感が丁寧に描かれていて、なぜか心が静かになるんですよね。泥だらけになって進むしかない場面や、夜の匂いと虫の音だけが染み込んでくるような描写が続くと、「覚悟」って大ごとじゃなくて、目の前の動作をひとつずつ積み重ねるだけなんだな、と自然に腑に落ちてきます。水前寺がバックパックを背負ってテントを出るシーンも、劇的ではないのに、不思議とこちらの背筋が伸びる感じがありました。 この本が効いてくるのは、勢いで自分を変えようとするのではなく、あの静かな決断の温度を思い出させてくれるところだと思います。進むかどうか迷ったときに、余計な自己啓発よりも落ち着いて前に足を出せる。そんなふうに、自分のペースを取り戻したい人には特に刺さるはずです。 一歩を踏み出す理由を外側に求め続けて疲れてしまった人に、そっと置いておきたい一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

浅羽を巡る恋の三角関係が進行中、ということで、ついに伊里野と晶穂の正面切ったバトルが発生! 最終決戦の場となった「鉄人屋」の惨状は……! 血と涙が吹き荒れる『無銭飲食列伝』。 突然、園原基地付近で起こった爆発。北からの攻撃、輸送機の事故、UFOの墜落とさまざまな憶測が飛び交う中、水前寺はひとり、爆発事件の取材に向かった……緊迫の『水前寺応答せよ・前後編』。 水前寺テーマが「超能力は果たして実在するか」であった頃、つまり浅羽がまだ一年生のころを描いた『番外編・ESPの冬』。 果たして、伊里野の運命は——? 浅羽の覚悟の行方は——!? クライマックスへ向けて、夏は静かに進んでいます——。
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