
イリヤの空、UFOの夏 その4 (電撃文庫)
秋山 瑞人 and 駒都 えーじ
KADOKAWA / 2003-08-10
累計読者数6
平均ハイライト数 2.5件/人
推定読了時間 約4時間20分
star総合評価 52/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%
この本について
大人になってくると、理由がない選択をするのがだんだん怖くなりますよね。正しさとか、周りの都合とか、あとで説明できるかどうかばかり気にしてしまって、ふと「ほんとはどこに行きたかったんだっけ」と分からなくなる瞬間があります。僕もよくそこで立ち止まります。 『イリヤの空、UFOの夏 その4』の抜粋を見ていると、浅羽がほとんど衝動だけで南へ向かう場面や、バスの終点のあの静けさがやけに胸に残るんですよね。説明できない決断なのに、なぜか風景だけは鮮明で、その“確かさ”に救われる。携帯電話がタイムマシンみたいになるのも、過ぎてしまった時間に手を伸ばしたい気持ちをそのまま映していて、ああ、こういう感覚って誰にもあるよなと思わされます。 この巻が効くのは、選んだことに自信はないけれど、それでも前に進むしかないときです。理由は後からついてくるのかもしれないし、ついてこないのかもしれない。でも、少なくとも「自分はどこで立ち止まり、何をもう一度確かめたいのか」が少しだけ見えてくる。そんな読後感があります。 言葉にできないモヤモヤを抱えたまま進んでいる人に、そっと寄り添う一冊だと思います。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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出版社による紹介
伊里野と一緒に逃げ出した浅羽。 二人の前にはかすかな幸せとその幸せを圧倒する様々な困難が待ち受ける。 次第に破壊されていく伊里野を連れ、疲弊した浅羽が最後にたどり着いた場所は……! 逃避行の顛末を描いた『夏休みふたたび前・後編』と『最後の道』。 榎本によって明かされる様々な謎。 伊里野は浅羽の目の前から姿を消し、そしてその償いのように平穏な日々が戻ってきた……かに見えた。 だが……! 最終話『南の島』。 そして文庫書き下ろしのエピローグを加えて、ついに伊里野と浅羽の夏が終わる……。
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