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ポピュリズムを考える 民主主義への再入門 NHKブックス

ポピュリズムを考える 民主主義への再入門 NHKブックス

吉田 徹

累計読者数3
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star総合評価 50/100
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この本について

政治のニュースを見るたびに、「結局これは誰のための対立なんだろう」とか、「ポピュリズムって結局なんなのか、ちゃんと説明できないまま不安だけが残る」といったモヤモヤを抱えることが多いと思います。自分も同じで、分かった気になっては、別の出来事でまた振り出しに戻る…の繰り返しでした。 この本が助かったのは、ポピュリズムを善悪で断ち切らず、「民主主義に内在する現象」として扱ってくれるところでした。否定や反応によってしか成立しない構造、敵を設定して支持を固めようとするメカニズム、そして日本でも小泉政権をはじめ、いくつも実例が積み重なってきた歴史的な流れ。抽象論ではなく、こうした具体的な場面をふまえて理解できるので、ニュースを見た時に「これはどのタイプの反応なんだろう」と少し距離を置いて考えられるようになります。 もう一つよかったのは、「草の根的なポピュリズム」や「政治家のポピュリズム」など、ひとくくりに見えていた現象を細かく分けてくれるところ。自分の中で全部同じ箱に入っていたものが分解されると、判断の仕方が変わります。何かに過剰に不安を感じたり、逆に過度に期待したりする揺れも少し落ち着く感覚がありました。 政治の空気をもう少し丁寧に読み解きたいけれど、感情に振り回されるのはつらい…そんな人に刺さる一冊です。

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