
はじめて人を雇うときに読む本: 人を雇いたくなった事業主さんへ
近藤 小百合 and ウズウズ出版
この本について
人を雇うかどうかって、決めるまでの時間よりも、決めたあとに湧いてくる不安のほうが大きい気がします。契約はどう整えるのか、休憩時間って何分必要なのか、パートにも有給がいるのか、5年更新したら無期になるって本当か…みたいな細かい疑問が一気に押し寄せてきて、「調べれば分かる」と頭では思いつつ、実務レベルの判断が結局できないまま先延ばしになることが多いんですよね。 この本は、そういう“決めきれなさ”をほぐしてくれる実務書です。抽象的なマネジメント論ではなく、雇用条件通知書のどこを決めないといけないのか、社会保険や税の手続きで何を集めるのか、休憩時間の基準や解雇予告の期間など、抜粋にあるような具体の話がそのまま書かれています。読んでいて、「あ、これ知らなかったから怖かっただけか」と視界が開ける感じがありました。また、週30時間を超えるとパートも正社員も経費がほぼ変わらない、という現実的な感覚値まで押さえてくれているので、採用の判断が急に現実の数字としてつかめます。 特に、「人を雇うまでの流れ」を最初から最後まで追ってくれているのがありがたくて、求人を出し、書類をそろえ、研修をして、戦力化するまでの時間を“半年から数年”と書いているあたりは、目先の不安より長期の変化に目を向けられるきっかけになりました。 ひとりで回してきた事業がそろそろ限界だけど、雇用に踏み出す勇気がまだ持てない人には、かなり実務的に効く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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