
世界が笑う日本の常識
ISM Publishing Lab.
ゴマブックス株式会社 / 2014-05-21
この本について
日本で暮らしていると、気づけば「これって普通だよね」と思い込んでいることがけっこうあります。でもふと外国の友人に指摘されると、なんとなくモヤっとする。満員電車で押しつぶされても耐えてしまう癖とか、賞味期限が1日過ぎただけで捨てる謎の潔癖とか、仕事を趣味と言ってしまう自分の感覚は本当に健全なんだろうか…と立ち止まりたくなる瞬間があります。 『世界が笑う日本の常識』は、その違和感の「正体」に少しだけ風を当ててくれる本でした。たとえば、住宅ローンを重荷のまま抱えて人生を固めてしまう日本人の価値観が、世界ではかなり特殊だと知ると、今の選択をもう少し柔らかく見直せそうになります。あるいは、テレビやマスコミの情報を素直に信じすぎる傾向があると言われると、自分の普段の情報の取り方も意外とクセが強いのかもしれないと気づきます。そして、仕事のために体調を削ってしまう文化も、外から見ると「そこまでやらなくていいのに」と映るという話は、ちょっと胸に刺さります。 この本は、日本批判がしたいわけでも、日本礼賛がしたいわけでもありません。自分が当たり前だと思い込んでいる習慣を、一度だけ別角度から照らしてくれる感じです。読んだからといって劇的に価値観が変わるわけではないけれど、明日なにか一つ行動を緩めたり、疑問を持てたりするかもしれない。そういう地味だけど効き目のある一冊でした。 とくに「自分の無意識の前提を見直してみたい人」に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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