
データ分析の教科書
高橋威知郎
翔泳社 / 2022-10-24
この本について
データ分析って、やればやるほど「そもそも何から手をつければいいんだっけ?」と迷いがちですよね。細かい数字に潜り込んだはずが、いつの間にか目的を見失っていたり、分析結果をどう使えばいいのか分からなくなったり。自分も仕事で何度もやらかしてきて、そのたびに同じモヤモヤを抱えていました。 この本が刺さったのは、難しいテクニックよりも「現実の仕事でどう使うか」を軸に話が進むところです。特に、層別の考え方は実務の温度感にすごく合っていて、「分けたグループごとに具体的なアクションが浮かぶか」という基準はかなり腑に落ちました。データツリーの作り方も、細かく分解していく理由が“抜けもれ防止”として説明されていて、あの面倒な作業にようやく意味がつながった感覚があります。そして何より、「現場が持っている仮説はそこまで外れない」という一文に、無駄に完璧な分析を求めて空回りしていた自分が救われました。 さらに、分析の準備として「誰」「目的」「何をするのか」「具体的には」「最初の一歩」を言語化する、というメッセージボードの考え方も、行動と数字がきちんと結びつく感じがあって、実務にすぐ持ち込めます。粒度の話もシンプルですが重要で、後戻りできないデータ収集の設計で何度も役立つ視点でした。 数字を読む場面が増えたけれど、分析に振り回されるのはもう嫌だ…という人にフィットする本です。現場の感覚とデータをうまく行き来したい人には、かなり実用的な1冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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