
指先からソーダ (河出文庫)
山崎ナオコーラ
河出書房新社 / 2010-08-04
累計読者数4
平均ハイライト数 17件/人
推定読了時間 約3時間29分
star総合評価 57/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 44%
この本について
恋愛でも人間関係でも、「これって正しい距離感なんだっけ」と迷うことが多いなと思います。相手の気持ちを測ろうとして疲れたり、未来のメリットばかり気にして、本当はもっと目の前の瞬間を味わいたかったはずなのに…と後から気づいたり。私自身もその迷いの中で、この本の言葉に救われたところがありました。 『指先からソーダ』が効いてくるのは、関係を“成果”で判断してしまう癖を、そっとほぐしてくれるところです。相手のクールさにしょげていた自分が、「それでも好きだ」と思える余白を思い出せたり、良い悪いでは割り切れない気持ちの混ざり方を「それでいい」と言われたような感覚になったりします。恋愛を計算で語るのではなく、一瞬の触れ合いを重ねるものとして捉え直す視点も、個人的にはかなり刺さりました。 また、男女どちらの目線にも寄りかからないまま、二人の間に漂う空気をちゃんと”ひとつの世界”として扱ってくれるので、自分の感じている曖昧さや矛盾がそのまま肯定される感じがあります。失恋の痛さでさえ「何にもならないものじゃない」と言われると、少し呼吸がしやすくなるんですよね。 「恋愛をうまくやろうとすると、かえって自分がわからなくなる」と感じている人には、特に響くと思います。
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出版社による紹介
けん玉が上手かったあいつとの別れ、誕生日に自腹で食べた高級寿司体験、本が“逃げ場”だった子供の頃のこと…朝日新聞の連載で話題になったエッセイのほか、「受賞の言葉」や書評も収録。書くことも読むことも痺れるほど好きな著者が贈る、しゅわっとはじける言葉たち!魅力全開の、初エッセイ集。
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