
できないとは言わない。できると言った後にどうやるかを考える
丹下 大
この本について
仕事で新しい提案をするときや、何かを変えたいと思ったときに、まず頭に浮かぶのって「でも現実的に無理だよな…」みたいな壁ですよね。私もよくそこでもたつきます。状況や常識を前提に考えるから、一歩目が重くなる。でも、この本を読んでいると、その前提そのものをいったん横に置いてみる、という発想に救われました。 著者がやっているのは、「できるかどうか」ではなく「どうやれば近づけるか」を先に考えること。数字を日常的に覚えておく、とか、自分の都合のいい土俵でシミュレーションしてみる、とか、一見地味なのに実行すると景色が変わる行動がいくつも出てきます。何か大きな挑戦を語っているようで、その裏にあるのは、泥臭い観察やマニュアルづくりみたいな実務の積み重ね。そこが現実的で、個人的には強く刺さりました。 また、ネガティブを無理に消そうとしないで、思考を実況中継して少しずつ整えていく方法や、他人と同じ道を選ばず裏道を選ぶような感覚の話も、自分の状況に引き寄せて考えやすいです。派手な成功談ではなく、「迷いながら進む人」の視点で語られているから、無理なく取り入れられるんですよね。 自分のやりたいことはあるのに、行動に移すロジックが組み立たない人に特に刺さる一冊だと思います。私も読んだあと、小さな試算や検証を日常に戻す癖が復活しました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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