
How Do You Feel?: An Interoceptive Moment with Your Neurobiological Self (English Edition)
A. D. Craig
Princeton University Press / 2020-06-23
この本について
なんとなく「いま自分はどう感じてるんだろう」と言葉にしづらいときってありませんか。疲れてるのか、緊張してるのか、それともただ落ち着かないだけなのか、自分のことなのに判断できないあのモヤモヤです。頭で考えようとするほど遠ざかっていく感じもあって、結局よく分からないまま一日が終わることもあります。 この本は、その曖昧さを無理に整理しようとせず、「そもそも人はどうやって“感じている”と認識しているのか」という根っこの部分を静かにほどいてくれます。読者が抜粋しているように、著者は感情の源として“島皮質”という脳の深い部分に注目します。触覚のような外からの刺激と、体内の微細な動きが同じ「feel」という言葉で処理されてしまう理由や、身体の信号がどのように「生きている実感」へつながっていくのかが、具体的な経路として描かれていきます。読むと、気持ちを説明できないときでも「今は身体の方が先に反応してるんだな」と一歩引いて捉えられるようになる感覚があります。 個人的には、感情をコントロールする話ではなく、「自分がいま感じていることの仕組みを知る」だけで、行動が少し変わるところが好きです。例えば、落ち着かない日のほうが、呼吸が浅くて体内のノイズが増えているだけかもしれない、と分かるだけで焦りが減ります。自分にラベルを貼るのではなく仕組みを理解したい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
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