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ご遺体 (光文社古典新訳文庫)

ご遺体 (光文社古典新訳文庫)

ウォー、小林 章夫

光文社 / 2013-03-20

累計読者数3
平均ハイライト数 2件/人
推定読了時間 約4時間32分
star総合評価 24/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事でも人間関係でも、相手の言葉の裏を読もうとして空回りしたり、「本音ってどこにあるんだろう…」みたいな疲れがたまることがあります。丁寧に関係を築きたいのに、実際のところは皮肉や駆け引きばかりが頭に残ってしまう。そんな気分のときに、この『ご遺体』のような、ちょっとねじれた会話劇を読むと、逆に肩の力が抜けたりします。 読者が保存している「甘美にして物憂く、肉感的」「愛想なく、色っぽく、サディスティック」という表現は、登場人物たちの妙な温度差や、場面にそぐわない軽薄さへのツッコミのようでもあって、人間の“ズレ”をそのまま描いているところが刺さったんだと思います。物語としてはシニカルなのに、会話が妙に的確で、他人事として読むと「こういう人、現実にもいるよな…」と距離が取れる。その距離感が、悩みから一歩外に出るきっかけになる感じです。 この本が効くのは、感情の表と裏に振り回されて疲れたときです。人間の暗さや滑稽さを、少し突き放した視点で眺められるようになるし、相手の変なテンションに巻き込まれがちな人ほど「ああ、こういう世界線もあるのか」とクールダウンできます。どれだけ考えてもわからない他人の心を、無理に理解しようとしなくていいんだなと、いい意味で抜ける感覚があります。 こんな人に刺さる一冊です。人間関係の温度差に疲れ、少しだけ冷静さを取り戻したい人へ。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

英国出身でペット葬儀社勤務のデニスは、友人の葬儀の手配のためハリウッドでも評判の葬儀社“囁きの園”を訪れ、そこのコスメ係と恋に落ちる。だが彼女の上司である腕利き遺体処理師もまた、奇怪な方法で彼女の気を引いていたのだった...容赦ないブラック・ユーモアが光る中編佳作。
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