
現役東大生が実践している「勉強法」のきほん
東大家庭教師友の会
PHP研究所 / 2013-03-01
この本について
勉強しようと思って机に向かったのに、なぜか集中しきれなかったり、計画だけ立派で中身が追いつかないまま時間だけが過ぎていくことってありますよね。自分も「結局どこから手をつければいいんだろう」と迷うことが多くて、方法論の迷子になることがあります。 この本は、そういう“迷い”に対して、気合ではなく現実的な手がかりをくれるタイプでした。たとえば、成功確率50%くらいの課題が一番やる気を生むという話は、勉強に限らずタスク設定の基準としてけっこう使えますし、マルチタスクが生産性を落とすという実験の話は、目の前のことをひとつに絞る理由として腑に落ちました。計画を立てるときに陥りがちな「時間」「現状認識」「結果」の3つの思い込みを丁寧に分けてくれるところも、実際の行動に落とし込みやすかったです。 また、知識が“つながるほど覚えやすい”という前提で書かれているので、暗記を根性論にしない工夫がたくさん載っていました。段落ごとに要約しながら読むとか、声に出す・書く・イメージするなど複数の感覚を組み合わせるとか、昔から知っているようで実はやってこなかった方法ばかりで、勉強の摩擦が少し減ります。東大生の「電車に乗りながら勉強」みたいな、環境づくりの工夫も参考になりました。 勉強が苦手というより、「やり方の選択肢が多すぎて迷っている人」にしっくりくる本だと思います。自分の勉強を仕組み化したいときに、静かに役立つ一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの40%が集中しています。
読書の順序
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