
課題解決のための情報収集術 21世紀スキル
河村有希絵
この本について
仕事で調べものをしていると、途中で「自分は今、何のために調べてたんだっけ」となることがよくあります。情報を集めているつもりが、気づけば関連資料を読み漁って、肝心の依頼主の意図や締め切りから遠ざかっていく。僕自身、この“迷子状態”を何度も経験しました。 この本が効くのは、まさにその迷子になる前の“立ち位置”を確認させてくれるところです。最終目的はどこにあって、依頼主は何を期待していて、自分は今その核心からどれくらい離れているのか。情報そのものより先に「どう近づくか」という道筋を決める、という視点がすごく実務的なんですよね。詳しそうな人にまず話を聞いてみる、集めた情報は最後に必ず選ぶ工程がある、一次情報に遡る癖を持つ。どれも派手ではないのに、日々の仕事にそのまま持ち込める手あかのついた感覚がありました。 調べる範囲が広いときほど、すぐ検索に飛びつかず、最初に目的と距離感を言語化しておく。たぶんこれができる人は多くなくて、でもできるようになると仕事の精度が一段上がる気がします。依頼主の期待と自分の時間感覚をすり合わせながら、必要な情報に最短距離で向かう。その“当たり前だけど難しいこと”をちゃんと教えてくれる本です。 自分の調査がいつも散らかりがちだと感じている人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
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