
世にもおもしろい英語 あなたの知識と感性の領域を広げる英語表現
小泉 牧夫
この本について
英語を勉強していて、「単語は覚えたはずなのに、どうもニュアンスがつかめない」というモヤモヤがしばらく続いていました。テストなら点が取れるけれど、実際の会話に出てくる言い回しが腑に落ちないまま処理されていく感じ。意味は分かるのに、情景が浮かばないあの感覚です。 この本を読んでみて少し変わったのは、英語の表現そのものが“イメージでできている”という当たり前の事実に、ようやく身体で納得できたことでした。胃の中に蝶がいる、のどにカエルがいる、空中を歩く…。こうした比喩がそのまま日常の感情表現になっていると知るだけで、単語帳では拾えなかった温度や手触りが急に立ち上がってきます。実際、I wasn't born yesterday. を見ても「賢そうなフレーズだな」で終わっていたのが、「昨日生まれたわけじゃない」という素朴な感覚の延長にある言い回しなんだ、と腹に落ちていきました。 さらに面白いのは、bear や swallow のように、昔の人の発想がそのまま現代の語義に残っている部分です。語源の説明を読むと、ただ覚える対象だった単語が、生き物のように振る舞い始めてくれる。こういう理解の仕方は、忙しい日々の中でもふとした瞬間に英語への距離を縮めてくれます。 「英語の表現がいつも味気なく感じる」「丸暗記から抜け出したい」そんな人に刺さる一冊だと思います。長い勉強の道のりの中で、ちょっと視点を変えたいときに置いておくと効く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
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