
守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人
上橋菜穂子、二木真希子
偕成社 / 2006-11-01
累計読者数6
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約5時間23分
star総合評価 39/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 26%
この本について
仕事でも生活でも、思わぬ出来事に世界をひっくり返される瞬間ってありますよね。自分で選んだはずの道なのに、急に足元がなくなる感じ。そんな時、正しい答えよりも「どうやって進むか」のほうが気になってしまう。最近、自分が迷っていた時に読み返したのが『精霊の守り人』でした。 この物語の人物たちは、突然世界が変わってしまう中で、それでも自分の歩幅で生きようとしていきます。誰もが完璧じゃなくて、後悔もあるし、判断を誤ることもある。でも、選ぶ道がないまま終わることだけは避けたいという願いが静かに積み重なっていく。その姿勢が、不思議と現実の悩みと地続きに感じられるんです。「人助けは殺すよりむずかしい」という一言も、いい人でいようと気張りすぎて空回りする時ほどしみます。 特に、世界の表も裏も抱えたまま「暗くまがった道でも、天につながるなら歩いていく」と語る場面は、結論が見えないまま手探りで働いている自分に重なる部分がありました。まっすぐでなくていいし、誰かの期待通りにふるまう必要もない。そういう気づきが、物語の中からじんわり返ってきます。 迷いながらでも前に進むしかない時、物語の力を借りたい人に、とても静かに効く一冊だと思います。
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出版社による紹介
舞台となるのは、異界と人の世界が交錯する世界 ── 。 腕ききの女用心棒・バルサはある日、川におちた新ヨゴ皇国の第二皇子・チャグムを助ける。チャグムは、その身に得体の知れない“おそろしいモノ”を宿したため、「威信に傷がつく」ことをおそれる父、帝によって暗殺されそうになっていたのだ。 チャグムの母・二ノ妃から、チャグムを守るよう依頼を受けたバルサは、幼ななじみの薬草師・タンダの元へ身を寄せる。そして、バルサとチャグムは、タンダとその師である呪術師のトロガイから驚くべきことを告げられるのだった ── チャグムに宿ったのは、異界の水の精霊の「卵」であること、孵化まで守らないと大干ばつがおこること、そして、異界の魔物がその「卵」をねらってやってくること ── 。 帝のはなつ追っ手、さらに人の世の力をこえた危険から、バルサはチャグムを守り抜けるのか? バルサとチャグムの出会いから始まる、「守り人」シリーズの第1作。
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