
働く君に贈る中村天風45の言葉―――「今日」を限りに人生が一変する本
池田 光
累計読者数3
平均ハイライト数 46件/人
star総合評価 64/100
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この本について
仕事でつまずいたとき、つい「状況のせいだ」と思いたくなることってありますよね。僕も同じで、忙しさや環境に気持ちを持っていかれがちです。ただ、このままだと心ばかりがすり減っていく感じがあって、どうにか視点を変えられないかと探していたときに、この本の言葉が少しずつ効いてきました。 天風哲学って、一見するとスピリチュアル寄りに見える部分もあるんですが、読んでみると「日々の心の癖」を整えるための、かなり実践的なものなんですよね。例えば、出来事そのものを急いで動かそうとする前に、まず心を積極的な位置に戻すという姿勢は、日常で意外なほど効きます。嫌なことが起きた瞬間に「だからよかった」とまでは言えなくても、反射的なマイナス思考を一度止めるだけで、選べる行動が変わる感覚があります。また、気持ちが乱れたときに首を振って息を鋭く吐くというシンプルな動作も、「今の考え方から離れるスイッチ」として地味に助かりました。 さらに、この本がずっと言っている「狭い正義感に縛られない」「清濁併せ呑む」という姿勢も、仕事の人間関係で肩に力が入りがちな人にはかなり刺さると思います。自分の弱さにばかり目が向いてしまうときほど、寛容の幅を少しだけ広げることで、心の温度が下がっていく感じがあります。 環境を変えるのが難しい時期でも、せめて今日の心の置き方は選びたい。そんなふうに思っている人には、ゆっくり効いてくる本です。
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