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心。

心。

稲盛 和夫

累計読者数38
平均ハイライト数 19.2件/人
推定読了時間 約1時間42分
star総合評価 64/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 34%

この本について

最近、うまくいかないことが続くと「自分のせいじゃないはず」と思いたくなる一方で、心のどこかで原因を探し回ってしまうことがあります。仕事で理不尽なことが起きたときも、人間関係がこじれたときも、どう受け止めればいいのかわからなくなる。そんなときにこの本を読むと、状況そのものよりも“心の向け方”がじわっと効いてくる感じがあります。 たとえば、災難に遭ったときの受け止め方。著者は「これくらいで済んでよかった」と思える心の姿勢を書いていますが、読んでみると説教というより、視点の切り替えの練習に近いんですよね。自分のつい悲観に寄りかかる癖に気づかされます。また、「利他の心」という言葉が何度も出てきますが、壮大な徳目ではなく、身近な誰かに少しだけ親切にする、そんな程度から始まるものとして描かれていて、背伸びせずに取り入れられます。 もうひとつ刺さったのは、心の状態が行動の質や運を左右するという話。スピリチュアルではなく、日々の判断が濁っていると道がどんどん細くなる、あの実感に近いんです。自分の欲ばかり優先している時期ほど物事が噛み合わなかった、そんな経験がある人には腑に落ちると思います。 日常の小さな行いに迷いが増えてきたとき、心の置き方をいったん整えたい人に静かに効く本です。特に「最近、気持ちが荒れ気味だな」と感じている人にはちょうどいいと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「心とは何か」というこの本は医療・介護関係の方々だけでなく広く「心ということ」に興味を持っておられる皆様に読んでもらいたいと思います。最近 「心(こころ)」という言葉があまりにも安易に使われ過ぎているのも問題です。災害も頻発し不幸な事件を経験される方が多く、医療周辺のいろいろな分野で 「心のケア」が大変重要な時代となってきている。しかしこれが何を意味するのか各方面でまだ十分にあきらかとされているとはいえず、その意味は曖昧です。 本書では一つ重要な起点として脳科学ではこのことをどうとらえ得るのかを考えてみた。専門的と言える記述もあるからその部は飛ばして読んでもらっても構い ません。著者は医師として人の心(こころ)ということをどうとらえるべきかを常に考えています。
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