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いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学 (早川書房)

いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学 (早川書房)

センディル ムッライナタン, エルダー シャフィール, and 大田 直子

早川書房 / 2015-02-19

累計読者数104
平均ハイライト数 28.6件/人
推定読了時間 約4時間26分
star総合評価 72/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 27%

この本について

「時間がないって言いながら、気づけばまたギリギリまで放置してしまった」みたいな日、僕もよくあります。余裕ができたはずなのに、またすぐ詰まってしまう。気合いの問題ではなく、仕組みのほうに原因があるんじゃないか……と思い始めた頃に、この本がしっくりきました。 読んでいて刺さったのは、まず“欠乏状態では判断そのものが変わる”という指摘です。七桁の数字を覚えながら待つだけでケーキを選んでしまうように、頭がふさがっていると選択の質が落ちる。だからこそ、本当に必要なのは「強い意志」よりも「余白を先に確保しておくこと」だと腑に落ちました。スケジュールに理由のない余白を残すことが、実は大きな防波堤になるという話も、思い当たる節が多すぎます。 もうひとつは、“欠乏は視野を狭め、集中ボーナスと同時にトンネルを生む”というところ。期限が近づくと一気に進むのも、雑音のある教室で成績が落ちるのも、同じメカニズムで説明される。自分の「なんでいつもこうなんだ」というクセが、怠慢ではなく環境と認知の問題として整理されていく感覚がありました。 時間に追われて理由もわからないまま疲れてしまう人、あるいは「余裕さえあればうまくやれるのに」が口癖の人には静かに刺さる本だと思います。気持ちを奮い立たせるタイプではなく、行動の土台を整えるための現実的な視点をくれます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

いつも時間に追われていて、思うとおりに物事が片付けられない。それなりの収入はあるのに、目の前の出費のために、借金を重ねてしまう。ダイエットをしようとたびたび取り組むけれど、長続きしない。人の気を引こうと熱をもって話しかけるが、いつも相手はつまらなそうなだけ。薬を処方通りキチンと飲まないから、いつまでも治らない。こうした、同じ状態から抜け出せない人は多いですが、じつはこれらはすべて、必ずしもその人の資質によらない、ある共通の要因がもとで起こっていたのです。さまざまのめざましい実験・研究成果を応用し、期待の行動経済学者コンビが初めて世に贈る一冊。
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