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「なぜ」で始める要件定義(日経BP Next ICT選書)

「なぜ」で始める要件定義(日経BP Next ICT選書)

水田哲郎、松本隆夫

日経BP / 2015-12-19

累計読者数3
平均ハイライト数 18件/人
推定読了時間 約2時間8分
star総合評価 60/100
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この本について

要件定義の話になると、「結局どこまで考えれば十分なのか」「関係者ごとに言うことが違って混乱する」といったモヤモヤを抱えがちです。私もプロジェクトの初期段階で、形だけの要件リストが積み上がっていくのを見ながら、どこに向かっているのか分からなくなることがよくありました。 この本が助けてくれたのは、要件定義を “粒度の細かい作業” としてではなく、“目的から逆算するプロセス” として捉え直せたことです。経営・業務・仕組み・システムという四つの階層で要望と要件を整理する考え方は、どのレベルの話をしているのか迷子になる状況を減らしてくれますし、背景・目的から期待成果までを一枚の線でつなぐ構造が明確になると、会話が急にスムーズになります。また、「目的思考」で不要な項目をそぎ落とし、「デザイン思考」で抜け漏れを埋めていくという二つの視点は、仕様の議論で手詰まりになったときに立て直す軸としてかなり実用的でした。 特に、自分が関わるプロジェクトで“現行業務の問題をどう言語化すればいいかわからない”という壁にぶつかっている人には、現場の問題→課題→解決策→新しい業務→システム要件という流れを示してくれる本書は相性が良いと思います。決して魔法の杖ではないですが、散らかったテーブルを一度きれいに並べ直すための手順書としては、とても頼りになります。 プロジェクト初期の混乱にいつも付き合わされている人に届けばうれしい一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

システム開発プロジェクトの終盤で要件の追加や変更が頻発した、あるいは開発したシステムが十分に使われない。要件定義が失敗すると、しばしばこんな事態に陥ります。 要件定義が失敗する大きな原因の一つは、ユーザーの要望をそのままシステム要件にすることです。ユーザーの要望は個人の意見にすぎず、それを基にすると、有効な要件の抜け漏れが生じたり、不要な要件が抽出されたりします。 要望の中から不要なものを排除し、抜け漏れが生じている有効な要件を充足するには、「目的思考」と「デザイン思考」による要望分析が欠かせません。本書では、目的思考とデザイン思考を軸として、要件定義の考え方や進め方、必要なスキルを基礎から解説します。さらに演習問題を盛り込み、実践力を身に付けられるようにしました。 要件定義の経験が少ない方から実践力を磨きたい方まで、「SEの参考書」として必読の一冊です。
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