
オトナ相手の教え方
関根雅泰
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2015-11-02
この本について
新人に何かを教えるたびに、「こんなに説明したのに伝わってない…」「どこまで理解してるのか分からない…」みたいなモヤモヤが、自分もよくあります。相手のためにやっているはずなのに、こちらのペースで詰め込みすぎてしまっていたり、逆に相手の戸惑いに気づけなかったり。大人同士の「教える・教わる」って、思っている以上に難しいですよね。 この本が面白いのは、技術というより“呼吸のリズム”みたいなところから教え方を組み立てている点です。いきなり吸わせる(説明する)のではなく、まず吐かせる(話してもらう)ことで、相手のコップの大きさを測る。相手の経験や不安を聞くことで、どれくらいの量なら今日入るのかが分かる。自分も、新人に「前の職場ではどうやってた?」と聞くだけで、説明の無駄が減る感覚を何度も味わいました。また、ただ理解させるだけじゃなく、「手持ち無沙汰をなくす」「小さく達成させる」といった形で“適度な自信”を作っていく視点も、けっこう抜け落ちがちなところだと思います。 教える側の癖と、相手のタイプがズレていると、どれだけ丁寧に伝えても噛み合わない瞬間が出てきます。自分と同じやり方が正解じゃない、と明るく認められる人ほど、この本の示す工夫がしっくりくるはずです。 新人指導や後輩フォローで「何かが噛み合わない」と感じている人に静かに刺さる一冊です。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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