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完訳 ギリシア・ローマ神話 上下合本版 (角川文庫)

完訳 ギリシア・ローマ神話 上下合本版 (角川文庫)

トマス・ブルフィンチ and 大久保 博

KADOKAWA

累計読者数3
平均ハイライト数 40件/人
推定読了時間 約10時間47分
star総合評価 64/100
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この本について

最近、知識としては理解しているのに、なぜか腑に落ちない感覚が続くことがありませんか。頭では整理できているのに、心がそのスピードに追いついていないような、あのモヤモヤした感じです。今回の抜粋を見ていて、「哲学によって頭が得ただけのものを胸は失ってしまった」という一文に強く反応しているのでは、と感じました。まさに知識と実感のズレに気づいている人の読み方です。 『完訳 ギリシア・ローマ神話』は物語集というより、人が世界をどう受け止め、どう説明しようとしてきたのかをたどる本です。自然現象説や歴史説のように、神話を“解釈する視点”が丁寧に示されているので、自分の見方が相対化されていく感覚があります。また、英雄たちの弱点や迷い、選択の場面に触れていると、「完全無欠」に救いを求めるのではなく、人の脆さごと受け入れる余裕が少しだけ生まれます。さらに、星座や植物の由来に込められた感情に触れると、世界を見るときのレイヤーが増え、日常の景色が少しだけ深くなるのもこの本の面白さです。 「理屈では説明できない部分を、どう扱えばいいのか」そんな問いを抱えている人には、とても静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

数々の詩や絵画のモチーフになり、西欧文化の源流である、さまざまな神話や伝説。現代に息づくその精神の真髄を平易な訳で、親しみやすく紹介する。ヘーラクレースって誰? アポローンって何の神さま? トロイア戦争はどうして起こったの? などなど今さら聞けない神話の成り立ちから、人間味溢れるオリュンポスの神々の恋や嫉妬、名誉をかけた戦いまで、めくるめく壮大な物語がぎっしりとつまった、人類の遺産。パリスの審判や、名将アキレウスの活躍。その後のオデュッセウスの冒険まで、神々をも二分して繰り広げられる胸躍る勇者の物語を、細部まであまさず綴る。充実した索引と、より深く神話の世界に親しむための読書案内を付し、東洋や北欧の神話までを網羅した、決定版名訳!
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