
工学部ヒラノ教授と昭和のスーパー・エンジニア――森口繁一という天才
今野 浩
青土社 / 2015-07-10
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この本について
仕事をしていると、「自分のやっていることって、本当に役に立っているのか」「専門性を深めても誰が読むんだろう」と、ふと手が止まる瞬間があります。頑張っても報われない感じや、技術職の評価の低さにモヤっとしている人は多いと思います。 この本は、そんな気持ちに少し風を通してくれます。森口繁一というエンジニアが、論文より現場を優先したり、日本で最初のアセンブラーを作ってプログラマーを助けたり、とにかく「人の役に立つなら何でもやる」という姿勢で仕事をしていた。その具体的な動き方が描かれていて、読む側も「専門性を世の中につなげるって、こういう手触りなんだな」と実感できます。ソフトが軽視されていた時代の政治的な背景や、理系キャリアの扱われ方の現実も出てきて、今の働き方を見つめ直す材料にもなります。 個人的には、完璧主義で詰まった時に「まず九七%で出す」というエピソードが刺さりました。エンジニアの哲学というより、人間としての立ち回りのヒントに近い感覚です。 技術職で働きながら、自分の専門や努力の価値に迷いがちな人に届く一冊だと思います。
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出版社による紹介
昭和の日本には、かくも偉大なエンジニアがいた!東大工学部にはおどろくべき天才がいた。彼は日本の産業発展に多大なる貢献を果たし、そして、多くの後進を育てた。「工学部の語り部」が後世に伝える、ある偉人の物語。
読んだ内容を、もう忘れない。
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