
中小企業が生き残る法: 利益は5%残せ!
税理士 古池和弘
この本について
経営を続けていると、「今のうちの会社って結局どういう状態なんだろう」「周りは儲かっているって言うけど、本当にそうなの?」みたいなモヤモヤが消えない瞬間がありますよね。数字を見なきゃいけないのは分かっているのに、損益計算書や貸借対照表がカーナビなしの山道みたいに感じて、つい後回しにしてしまう。僕も同じでした。 この本が面白いのは、会計を“経営のカーナビ”として扱っているところです。今いる場所、目指す場所、そこへ向かう道筋。この3つがそろって初めて安心して進めるという話が、異様にしっくりきました。単に数字を読むんじゃなくて、現状→目標→課題の順に整理する具体的な手順がそのまま使えるんですよね。特に「周りの儲かっている話は根拠にならない」「貸借対照表には経営者の性格が出る」というくだりは、ちょっと背筋が伸びます。 読んでいて一番救われたのは、目標が遠すぎて思考停止する時の扱い方です。いきなり5倍を目指さなくていい、まずは5%残す、そのためにできることは3つしかない、と順番に整理してくれるので、結局どこから着手すればいいかが見えてきます。売上に頼りきらず、変動費や固定費のコントロールという“自分で触れる部分”に目を向ける視点も、日常の判断に落とし込みやすかったです。 「数字を見たい気持ちはあるのに、見ると不安が増えてしまう」みたいな経営者には特に刺さると思います。僕自身、目先の感覚で判断しがちなところがあるので、定期的に読み返したい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
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