
老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路 (講談社現代新書)
野澤千絵
講談社 / 2015-11-15
累計読者数10
平均ハイライト数 7.8件/人
推定読了時間 約3時間30分
star総合評価 50/100
boltライト読書型
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この本について
家を買うかどうか、どこに住むべきか。ぼんやり考え続けているのに、答えは出ないまま時間だけ過ぎていく。そんなモヤモヤって、実は「自分の人生」だけじゃなく「まち全体の変化」と切り離せないんだな…と、この本を読むと気づかされます。 刺さっている人が多い抜粋を見ていると、みんなが気になっているのは「空き家が増え続ける現実」と「それでも新築が建ち続ける仕組み」のギャップなんですよね。ここを著者は数字と制度の構造で淡々と説明してくれるので、感情論ではなく、焦りすぎずに現実を直視できます。たとえば、団塊世代の大量離脱で空き家が一気に増える未来がほぼ既定路線であることや、日本の都市計画が緩すぎるために、災害リスクが高い土地でも住宅が止まらず建ってしまう構造は、自分の住まい選びにも直結します。 読んでいて感じるのは、「どうせ人口減るんだから仕方ない」で終わらせない姿勢です。行政の意思決定のクセ、開発が止まらない理由、そして中古やリノベへの視点が足りない現状など、個人ができることとの距離感もつかみやすい。家を買う・借りるの判断軸だけじゃなく、自分の住むまちに無関心でいるリスクも見えてきます。 自分の将来の住まいをどう考えたらいいのか、一度ちゃんと整理したい人に静かに効く本です。
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出版社による紹介
私たちは、「人口減少社会」なのに「住宅過剰社会」という不思議な国に住んでいます。右肩上がりに空き家は増え続け、15年後には3戸に1戸が空き家になってしまうにもかかわらず、都市部では相変わらず超高層マンションが林立し、郊外では無秩序に戸建て住宅地の開発が続いています。住宅過剰社会は住みにくい「まち」の原因です。あなたは最近、自分の「まち」が住みにくいと感じることはないでしょうか?
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