
儲かる会社は人が1割、仕組みが9割―――今いる社員で利益を2倍にする驚きの方法
児島 保彦
ダイヤモンド社 / 2017-03-02
この本について
現場を見ていて、「どうして同じようなミスや抜け漏れが何度も起きるんだろう…」とモヤモヤすること、僕にもあります。人に頼れば頼るほど、誰かが休むだけで仕事が止まったり、丁寧に指示したつもりでも取りこぼしが出たり。気持ちとしては理解できるのに、組織としては回らない。このギャップに振り回されるんですよね。 読者の方が保存していた「取りこぼしてしまいます。社長がすべきことは、社員を…」という部分も、まさにその痛みを突いている気がします。社員の努力や根性に寄せすぎると、どれだけ頑張っても安定しない。だからこそ、この本では“人が悪いんじゃなくて、仕組みの側に穴がある”という前提で話が進みます。たとえば、担当者によって質がブレない工程の作り方とか、判断を減らして迷いをなくす業務の組み立て方とか、現場を「人の能力次第」にしない方向へ少しずつずらしていく視点が具体的です。 読んでみて感じたのは、「社員にもっと頑張ってほしい」と思っているときほど、本当に必要なのは“負担を減らす土台づくり”なんだということでした。今いるメンバーのままで、仕事の取りこぼしやムダが自然と減っていく。こういう形で利益が増えていくのは、精神論よりずっと現実的だと思います。 人に頼りすぎている気がするけれど、どう変えればいいかわからない…そんな経営者やチームリーダーに刺さる一冊です。
読書インサイト
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