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キーエンス流 性弱説経営

キーエンス流 性弱説経営

高杉 康成

日経BP / 2024-12-07

累計読者数51
平均ハイライト数 11.1件/人
推定読了時間 約3時間13分
star総合評価 56/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%

この本について

仕事で「仕組みを作っても続かない」「人によって基準がブレる」「結局、正しいはずのやり方が回らなくなる」というモヤモヤに何度もぶつかってきました。自分が悪いのか、組織が悪いのか、そもそも “人はそんなに強くない” のか。その辺の線引きがずっと曖昧だったんですが、この本を読んで少し視界がクリアになりました。 特に刺さったのは、著者が何度も繰り返す「中身の妥当性」「それは顧客の意見か、事実か」という視点です。議論が感覚ベースになりがちな時ほど、ここを丁寧に確認するだけで無駄な摩耗が減る感覚があります。また、「仕組み」そのものより「仕組みを動かす仕組み」を先に考えるという発想もかなり実践的でした。日報を1分単位で記入させるだけで終わらせず、上長と監査が二重でチェックする。そこまで設計して初めて、仕組みが運用レベルで意味を持つことを具体的に示してくれます。 そしてもう一つは、人の弱さを前提にするからこそ、不公平感を徹底的に排除するというスタンス。評価指標を複数にする、嘘がつけない構造にする、上司の判断も録画で検証する。こういう地味だけど効く対策が積み重なっていて、「人は弱いから、弱いままでも働ける環境を作る」という考え方が腹落ちしました。 自分でも、仕組みが形骸化してきた時や、判断がぶれそうな時に取り出して読み返したくなる本です。組織づくりやチーム運営で「どうしても現場が続かない」と悩んでいる人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

超高収益企業キーエンスを貫く1つの根本的な考え方「性弱説」をあらゆる側面から解説―――。 今まで誰も真正面から取り上げてこなかったキーワードを、日々現場で忙しく働く若手から、たくさんの部下を束ねる管理職から経営者までのすべてのビジネスパーソンに向けて、キーエンス出身の著者がとことん掘り下げて伝えます。 本書は、性弱説の考え方と、キーエンスが採用する具体的な制度の成り立ち・役割を学びながら、自身の日々の働き方を改革する仕事術の本です。同時に、部下のやる気を引き出し、組織全体の成果・効率を高めるマネジメント・組織論の本でもあります。 著者はキーエンスの中枢である新商品・新規事業企画担当を長年に渡って任されてきた高杉康成氏。キーエンスを退職後、中小企業から大企業まで多くの会社を指導する中でずっと感じてきたモヤモヤは「キーエンスと他社の違いは何か」というものでした。 その答えが、「日々の活動が性弱説に基づいているのかどうか」。キーエンスの制度を細部まで解説し、一般的な会社とどう異なるのか、どういう視点を持てば変えていけるのかを丁寧に伝えます。 「キーエンスと同じ水準でできるわけがない」と躊躇する必要はありません。一部の分野だけでも、キーエンスの半分程度の密度で働けるものを持てれば、その人はその時点で、一般的な会社において間違いなく優秀な社員になっています。
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