
Ansible徹底入門 クラウド時代の新しい構成管理の実現
廣川 英寿, 平 初, 橋本 直哉, 森田 邦裕, and 渡辺 一宏
翔泳社 / 2017-02-16
この本について
インフラをコードで管理していると、「あれ、この処理って本当に意図通りに動いてるんだっけ」とか「Playbook が増えるほど挙動が読めなくなる」という不安がじわじわ溜まってきませんか。自動化しているつもりが、逆にブラックボックスが増えてしまう感じです。自分もAnsibleを触り始めた頃は、become の扱いひとつで挙動が変わったり、Facts がどのタイミングで取得されているのか曖昧なまま書いてしまって後で痛い目を見たりしました。 この本は、その“なんとなく動いているけど説明できない部分”を一つずつ言語化してくれる感じがあります。たとえば、run_once や no_log のような細かいディレクティブがどんな場面で効くのか、validate が一時ファイルで実行される理由、firewalld や SELinux の状態といったOS側の前提も含めてPlaybookの挙動を理解できるようになるところが大きいです。また、Dynamic Inventory や hostvars の仕組みまで踏み込んでくれるので、スケールした構成で「ほんとうに全ホストを把握できているのか」という不安も少しずつ薄れていきました。 派手さはないけれど、Ansible を“壊さずに運用する”ための実感に近い知識が多くて、読み終わる頃にはPlaybookの一行一行を自分で説明できる感じが出てきます。自動化の経験が積み上がってきた人ほど、抜けていた部分が埋まるはずです。 「Ansible を触ってきたけれど、そろそろ曖昧な理解を放置できない気がしている人」に静かに刺さる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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