
本当にお金が増える投資信託は、この10本です。
篠田 尚子
SBクリエイティブ / 2017-04-14
この本について
投資の話って、やればやるほど「どの基準で選べばいいのか」に迷いませんか。複利だの平均リターンだの、聞き慣れた言葉は多いのに、いざ自分のお金を動かすとなると急に足元が不安になるあの感じ…僕もずっと同じでした。 この本が効いたのは、まず “目標額から逆算して商品を選ぶ落とし穴” をガツンと指摘してくれたところです。つい「大きく増えた実績があるファンド=良い商品」と考えがちですが、著者はそこに慎重で、まぐれ度を測るシャープレシオのように、リスクとリターンのバランスで実力を見る視点をくれます。複利の説明もかなり現実的で、投資信託にその概念を無理に当てはめないほうがいい理由がはっきり書かれていて、土台がスッと整いました。 もうひとつ印象に残ったのは、「インデックスが正解」という空気への距離の取り方です。著者は決して逆張りで言っているわけではなく、アクティブ型の中にもちゃんと長期で指数を上回ってきた商品がある事実を淡々と示しつつ、その裏にある定性分析の重要性にも触れています。単純な成績比べではなく、運用会社の姿勢や体制まで目を向ける感覚は、これまでの自分には欠けていたところでした。 結局のところ、「長く積み立てる」って言葉よりも、その中で何をどう選ぶかの迷いが大きい人に向く本です。どれが正解かを断言する本ではないので、投資とちゃんと向き合いたい人のほうが刺さると思います。僕もまだ迷いながらですが、この本を読んで選び方の軸がひとつ増えました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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