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ヘルスケア産業のデジタル経営革命

ヘルスケア産業のデジタル経営革命

ジェフ・エルトン, アン・オリオーダン, 三木 俊哉, and 永田 満

日経BP / 2017-10-19

累計読者数4
平均ハイライト数 26件/人
推定読了時間 約6時間4分
star総合評価 57/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 17%

この本について

医療やヘルスケアの話になると、「結局どこまで自分の仕事に関係あるんだろう」とモヤモヤしてしまう瞬間がありませんか。データ活用の重要性は聞くけれど、現場はまだ紙も多いし、制度の制約もある。患者の行動も読み切れない。自分の判断がどこにつながるのか、霧の中を歩いているような感覚になることがありました。 この本が助かったのは、未来のヘルスケアを“抽象的なスローガン”ではなく、すでに動き始めている具体的なモデルとして見せてくれるところです。例えば、患者データが蓄積されるほどサービスの質が上がり、顧客が他社に乗り換えにくくなる構造。その裏側で、どんな企業がどんなパートナーシップを組んでいるのか。さらに、インプット型(数をこなす)からアウトカム型(結果で評価される)に変わりつつある支払いモデルが、現場の意思決定をどう変えるのか。読んでいると、自分の仕事の“どこを変えれば未来に合うか”がじわっと見えてきます。 個人的には、サノフィやノバルティスが患者の日常に入り込み、治療だけでなく予防や生活支援まで一体で提供しているケースが印象的でした。技術やデータをどう組み合わせれば価値になるのか、机上ではなく“実際に起きている変化”として理解できるのが大きいです。 ヘルスケアに関わる人はもちろん、「業界の変化に遅れたくないけど、何から考えればいいのかわからない」という人には特に刺さる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

さまざまなデジタル技術が、ヘルスケア産業における変革のスピードを加速させている。医療によるデジタル技術の本質は、IoT(モノのインターネット)をはじめとしたさまざまな技術の発達により、これまで分断されていた、患者と医療機関、製薬企業、医療機器メーカーがシームレスにつながることにある。それによって、ヘルスケア産業に関わる企業からは、最終顧客(患者)の実態がはっきりと見えてくるだけでなく、患者にどのようなアウトカム、価値をもたらすことができたのかを把握できるように変わっていく。 さらに、デジタル技術により、患者の生活のあらゆるシーンで情報が取得可能になる。そのデータを解析することで、自社が提供している製品や技術が患者に対してどんな条件、状態の時に役に立つのかを把握し、その結果を研究開発にも活かすという、消費財のようなフィードバックループが回り始める可能性がある。 患者への価値提供やアウトカムを実現するには、自社の製品を売るだけでなく、製品以外の技術やサービスを組み合わせたソリューションが欠かせない。これを実現するには、自社単独では不可能であり、さまざまな企業との提携が必要だ。また、ヘルスケア業界には、多くの患者との接点を持つ他業種の企業の参入も始まっており、そうした新興企業を相手に、競争、協業をしなければならない。 従来のヘルスケア関連企業は、既定路線を離れ、独自のビジネスモデル、エコシステムを構築することが生き残りの必須条件となる。本書では、その具体策を提示する。 冒頭には「日本語版特別章」を設け、日本の事情に合ったデジタル経営戦略と新ビジネスモデルを詳述する。
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