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それならブッダにきいてみよう: こころ編1

それならブッダにきいてみよう: こころ編1

アルボムッレ・スマナサーラ

累計読者数4
平均ハイライト数 6件/人
star総合評価 32/100
boltライト読書型

この本について

怒られたわけでもないのに、相手の一言に反応してしまって一日ひきずることってありますよね。自分でも「そんなに怒るほどのことじゃなかったよな…」と思いながら、気持ちの収まりどころが見つからないまま夜になる。頭では冷静にいたいのに、感情が先に暴走するあの感じ、けっこうしんどいと思います。 この本を読んでいて刺さったのは、「怒りは相手ではなく、自分の我(エゴ)から生まれている」という視点でした。たとえば「あなたはバカだ」と言われた時だけ怒るのに、「あなたは総理大臣だ」と言われても怒らないのは、結局こちらの解釈が勝手に反応しているだけなんですよね。言葉自体に力があるわけじゃなくて、自分の期待や理想像に引っかかった時だけ火がつく。ここを見つめると、怒りが湧いた瞬間でも「今、勝手に妄想してるな」と気づけるようになるのが面白いところです。 もうひとつ大きかったのは、「怒られた時こそ怒り返さない」という姿勢が、自分と相手の両方の心を軽くしてくれるという考え方。正義感やプライドで反論したくなる場面でも、「私は怒りません」と心の中で決めておくだけで、場の空気が全然違うものになる。これって精神論ではなく、怒りを“自分の都合”から切り離す練習でもあるんだと思います。 自分の機嫌や反応に振り回されやすい人や、つい他人の言動を必要以上に気にしてしまう人には、かなり実践的に効く本です。感情を抑え込むというより、そもそも怒りの正体が何なのかを淡々と観察する方向に導いてくれるので、読んだあとに少しだけ呼吸がしやすくなる感覚がありました。

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