
アベノミクスによろしく(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル)
明石順平
累計読者数3
平均ハイライト数 43.3件/人
star総合評価 64/100
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この本について
仕事の合間にニュースを見ていても、「景気がいいのか悪いのか、結局よく分からないまま生活だけ苦しくなる」という感覚、けっこう多いと思います。物価は上がっているのに給料は伸びないし、職場の人手不足は続くし、なんとなくずっとモヤモヤが残る。数字で説明されても腹落ちしないまま過ぎていく感じです。 この本は、そのモヤモヤを「自分の生活の感覚」と「国の経済の動き」をつなげて説明してくれるところが強いです。たとえば、金融緩和で株価が上がっても、実際には投資家ばかりが恩恵を受けていたこと。円安で輸出企業が儲かっても、原材料を仕入れている会社はむしろ苦しくなっていたこと。さらに、実質賃金が下がり続けた理由や、消費税増税と円安が家計をどれだけ圧迫したかなど、日常で感じていた違和感と数字の動きがきれいに接続される感覚があります。 読みながら、「ああ、自分の働いている現場がしんどいのも、単なる気のせいじゃなかったんだな」と何度も思いました。政策に振り回されたというより、政策の“どこが現場を支えられなかったのか”が見えてくるので、変に悲観するというより、状況をフラットに捉えられるようになります。 特に、日々の生活感覚と経済ニュースが結びつかずに悩んでいる人にはかなり刺さると思います。
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