ヨムナビ
ミレニアム 5 復讐の炎を吐く女 上 (早川書房)

ミレニアム 5 復讐の炎を吐く女 上 (早川書房)

ダヴィド ラーゲルクランツ, ヘレンハルメ 美穂, and 久山 葉子

累計読者数3
平均ハイライト数 46件/人
star総合評価 64/100
menu_book精読型

この本について

仕事でも人間関係でも、理屈は通っているはずなのに、気づけば周囲の空気に流されたり、人の思惑に振り回されたりしてしまうことがありませんか。自分の判断で動いているつもりが、実は「他人がどう動くと思うか」を読もうとしているだけだったりして、あとから妙な疲労感だけが残る。僕もよくそこでつまずきます。 『ミレニアム5 復讐の炎を吐く女』の抜粋を読んでいると、そんな“他人の視線に飲まれる感覚”がやたら刺さってくるんです。宗教の名のもとに人が人を縛る場面や、金融市場を「美人投票」にたとえるくだりは、仕組みが違うだけで本質的には同じ話に見えてくる。他人の判断が他人を動かし、それがまた別の判断を生む。自分で決めているようで、実は群衆の勢いに足を取られている。この構造を物語の中で立体的に見せてくれるのが、この巻の強さだと思います。 さらに、人を「過去のない老人」として雑に扱うか、ひとりの人間として向き合うかというシーンの対比も、日常の中で忘れがちな視点を取り戻してくれる。誰かにラベルを貼った瞬間、自分も同じように他人のゲームに巻き込まれていくんだよな、と。 派手なカタルシスよりも、人間の弱さや揺らぎに目が止まる人に刺さる巻です。読み終えるころには、群れに流される前に一拍置く感覚が少しだけ戻ってきます。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要