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ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫)

スティーグ・ラーソン, ヘレンハルメ 美穂, 岩澤 雅利, ヘレンハルメ 美穂, and 岩澤 雅利

早川書房

累計読者数8
平均ハイライト数 13.5件/人
star総合評価 51/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%

この本について

仕事でも日常でも、自分の正しさを押しつける人や、力のある側が弱い立場を雑に扱う場面に出くわすことがあります。何か言いたいけど言えないまま、モヤモヤだけが残る。そういうとき、自分は何を見て、何を疑うべきなのかが曖昧になるんですよね。 『ミレニアム1』は、派手なミステリーというより、そうした“見えにくい暴力”を丁寧に照らしていく物語でした。他人の生き方を攻撃する安易さ、表に出ない性暴力の実態、そしてメディアが権力に飲まれる構造。読んでいると、ニュースを受け取るときの視点が少し変わります。たとえば株価と経済を混同しがちな感覚を、ミカエルの説明がゆっくりほどいてくれるように、ものごとを分けて考える余裕が生まれる感じがあります。 さらに、リスベットのように“弱く見える人ほど狙われる”という現実を突きつけられると、自分がどう振る舞うべきか、他者とどう関わるべきかを考えずにはいられません。派手な決めつけはないのに、読み終えると自分の無意識の前提がいくつかひっくり返っている。本の力というより、ただ事実を見せられた結果としてそうなる、そんな読後感でした。 権力や空気に押されて言いたいことを飲み込みがちな人に、静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。全世界で6000万部の売り上げを記録した驚異のミステリ三部作第一部。電子書籍版が上下合本で登場。
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